阿免寺について

阿免寺について

ABOUT

阿免寺について
阿免寺について

阿免寺の歴史・由来

阿免寺
阿免寺

異教徒キリシタンをも受け入れた
歴史ある仏教寺院です。

唱名山不退院阿免寺は文禄元年(1592年)に光阿浄林上人の開基によります。堺の旧市街地は自由都市堺として古く安土桃山時代から栄え、宗派を超えて沢山の寺院があり阿免寺はその頃から浄土宗寺院として現代に至ります。

時は豊臣秀吉の政権下、バテレン追放令が出た後、日増しにキリスト教の弾圧が厳しくなる中での開山でした。堺の旧市内でも最も海に近く、当時の運河の入り口として海上の船からの目印になる豪商の屋敷の跡地であったようです。有力な豪商達の熱心な信仰と協力を得て宣教師達はその屋敷を借り、キリシタンの布教活動の拠点としたようです。禁教令の出る中、浄土宗の寺院として開山した阿免寺は、心の中だけで十字を切る事しか出来ない人々に対し、仏教寺院でありながら、キリシタンがこの地で秘かに祈りを捧げる事を擁護した、と伝え聞いております。

先の第二次世界大戦での堺空襲により、総檜造りの本堂、ご本尊、庫裏は全て消失してしまいましたが、もともと脇におまつりしていた小さな阿弥陀如来が唯一戦火を免れました。戦後に亡きキリシタンの供養にと十字架を教会からいただき、光背に取り付けて現在一階の仏間の正面におまつりしています。焼失した旧のご本尊の蓮台には蓮の花を抜くと十字が刻まれていたと聞いております。

世界では未だ宗教間、民族間の対立、争いが絶えません。宗教は違っても厚く信仰に生きる同志、救いを求める心はみな同じと、異教徒をも受け入れた光阿浄林上人の懐の広さを感じます。異なる文化、信仰であっても人の苦しみを分かち合い、真の心の平和を願い、共に生きていく事が今の時代に大切なのではないでしょうか。

Amen‐ji History

The Amen-ji Temple of Jodo sect (Amen-ji) was built by Koa Jorin, one of venerable monks in 1592.
The foundation of Amen-ji was five years later after a ban on Christianity was issued under the government of Toyotomi Hideyoshi.
It is said that the location of Amen-ji (Sakai City) was near the sea, and missionary work of Christianity was conducted based in wealthy merchant’s residences.
Amen-ji was officially one of Buddhist temples, but Christians were accepted to pray, because Koa Jorin had a mind that everybody has a right to pray regardless of religion.

The old main hall of Amenji was unfortunately burned down by air attacks during World WarⅡ. Current main hall was rebuilt in 2013, and the small statue of Amida Budda that could survive the fire is enshrined respectfully with holy cross on the ground floor of main hall.

We believe that we should be more tolerant like Koa Jorin to accept different cultures and religions as there are still conflicting between religions and races in the world,

寺族ご挨拶

寺族ご挨拶
寺族ご挨拶

いつの時代も変わらない大切な想いを祈る場所、やすらいでほっとできる空間、心を寄せ合う時間を感じていただけるよう、私達がお守りしています。皆様のご参拝を心よりお待ちしています。

住職 笹脇幹雄

住職 笹脇幹雄

Sasawaki Kanno

副住職

副住職 金光昌恵

Kanamitsu Syoukei

寺庭

寺庭 笹脇知子

Sasawaki Tomoko

僧侶

僧侶 北川円幸

Kitagawa Enko

幸徳寺について

幸徳寺は天正7年(1579年)開山の浄土宗寺院で堺区新在家東町にあります。昭和54年より阿免寺の住職が兼務寺院としてお守りさせていただいております。お盆や法事の際にはお堂もお参り出来ますので、おたずねください。2022年に阿弥陀如来合祀墓も新たに建立し、宗派を問わず、どなたでもお参りできるお墓でございます。また境内地にはペットの納骨もできます。詳しくはこちら

幸徳寺

御朱印・拝観について

御朱印・拝観について
御朱印・拝観について

阿免寺は観光寺院ではないので、ご来寺の際は事前にご連絡を下さい。
(TEL 072-233-3212

一般の拝観についてはおひとり様300円を仏前に奉納していただいております。また団体参拝の場合、法要などと重なることもありますので、早めの日程のご連絡をお願いしています。
御朱印をご希望の場合は500円を納めていただいております。
お急ぎの場合や、当日対応できない日は、後日発送させていただきます。

Worshipers are always welcome to visit Amen-ji, however please mind making a reservation in advance, especially in case of group visits because of overlaps with the Buddhist memorial service.
Contact tel +81-72-23-3212
Admission costs JPY300/person
Red ink original stamps (Goshuin) JPY500/person
Goshuin…We can mail it out later if you are in a hurry or we can not take care on that day
We are looking forward to seeing you soon at Amen-ji.

御朱印